尾道について② 坂道と商店街
前回は、千光寺を登るところまでを話したので、今回は千光寺から尾道市街へ下る坂道と、尾道観光の上で欠かせない、商店街について紹介します。
■千光寺から尾道市街へ
下る道、といっても当然下り専用というわけではないので、登りでロープウェイを使った場合の帰り道という意味ですが。
尾道といえば坂の町というくらい、坂道の景色は有名ですね。海から山までの距離が短く、坂・市街・海・向かいの島(向島)が一つに収まる風景が、独特の趣を生んでいるのではないかと思います。
千光寺から市街へ伸びる道はいくつかあって、尾道に縁のある作家の旧邸とか、雑貨やさんが道沿いに並んでいるので、時間に余裕があれば、千光寺に行くついでに寄ると良いかも。
参考: 【尾道】まっぷるトラベルガイド
この道(というか階段)沿いって、普通に民家が建っているんですよね。住んでいる方は当然、街に買い物に行く度に階段を上り下りしているのでしょうが、郵便配達とか大変そうだなー、などと考えながら、この坂道を下っていきます。
あと、この坂道って、出るんですよね・・・・。
猫が。
2年前に訪れたときにたまたま居たというわけではなく、割と高確率で遭遇します。向こうも人に慣れていて、近付いてもあまり警戒されないので、写真を撮るチャンスは十分にあると思います。
坂道を下りきると、山陽本線の線路が横切っているので、そこを越えると尾道市街に戻ってきます。
■商店街について
尾道駅と目と鼻の先に、商店街の入口があり、全長1kmくらいもあるアーケード街の中に、色々な店が並んでいます。幼少の頃の記憶と比べると、いくつか閉店してしまった店もあり、人通りも心なしか減ってしまった気がしますが、レトロな雰囲気を残しつつ、今も健在です。いくつか自分が気になっている店を紹介します。
その1:パン屋
志賀直哉の小説に、尾道を舞台にした「暗夜行路」という小説がありますが、それをもじったパン屋さん、「パン屋航路」。ネーミングセンスに脱帽。この写真は車道側から撮っていますが、店の入り口は、中に入ったアーケード街側にあります。店の前を通る度に気になっているのですが、まだパンを買ったことはありません。。次訪れたときは、是非味わってみたいものです。
リンク(食べログ): パン屋航路 – 尾道/パン [食べログ]
- その2:ラーメン屋
尾道ラーメンの元祖とも言われている、朱華園(しゅうかえん)。味の好みはあれど、尾道ラーメンの店で一番知名度が高いのはここではないでしょうか。
厳密に言うと、商店街の中にあるわけではなく、商店街から少し外れた道沿いにあります。尾道を訪れる度に、今日は空いてないかなーと思いながら店の近くを横切るのですが、いつも物凄い行列が出来ていて、断念することばかりでした。だって、真夏にも関わらず20~30人が並んでいますからね・・・客層に占める地元民と一見の観光客の割合について、大いに気になるところ。
※この記事を書くにあたって調べたところ、どうやら2019年に閉店してしまったみたいですね・・・。結局、最後に訪れたのは大学卒業時に友人と旅行に来たときなので、10年以上前に遡ることに。もう1度食べたかったなぁ。(友人と尾道に来た時の思い出も、いつか記事にできればと思います)
- その3:尾道帆布
尾道は瀬戸内海における海上交通の要所だったからか、昔から帆布の生産が盛んだったようです。今ではその帆布を利用して、バッグやポーチなどの製品が作られています。
いくつか尾道帆布の店がありますが、僕の中では「彩工房」がオススメです。実際にいくつかここで鞄を買ったことがあります。
帆布なので、生地が丈夫なのは言うまでもないですが、変わった染め方をしている鞄もあって、独特の風合いが出ています。僕が買ったのは、備後浪漫の2WAYタイプのリュックかな。かなり昔に買ったので、今販売されているものと型が違うかもしれません。
オンラインショップもあるみたいなので、一度見てみてはいかがでしょうか。
公式HP: 尾道帆布 鞄 彩工房(さいこうぼう)
■最後に
瀬戸内海は世界的に見ても小さい海というのはご存じの通りですが、更に尾道から始まる、しまなみ海道を形成する島たちは、各島との距離が非常に近く、それがまた独特の景色を生み出しています。実際、尾道から隣の島の向島まで渡船が出ていますが、ものの数分で着いてしまいます(笑)
そんな海を眺めつつの散歩は、尾道観光の一つとして欠かせないほど、良い景色を味わえると思います。千光寺や商店街とあわせて、尾道駅からあまり離れない範囲で満喫できるので、是非お試しいただければ。
コロナ禍の現状、尾道どころか遠出することも難しいですが、いつか事態が収束し、出かけられるようになったら、また尾道を訪れたいですね。(いつになることやら・・・)
ところで、前回の記事で、千光寺を最後に訪れたのは2018年のお盆と話しましたが、改めて過去の写真を確認していたら、2019年の正月にも千光寺に行った形跡があった。どれだけ好きなんだ(笑)
コメントを残す