ふるさと納税の返礼品の選び方 虎の巻!

ふるさと納税の返礼品の選び方 虎の巻!

早いもので今年も11月に入りまして、年末に向けてふるさと納税の消化を考え始める時期になりました。僕は4~5年前くらいからふるさと納税を活用していますが、まだ試したことが無い人や、返礼品に何を選んだら良いのか分からないという人も多そうですよね。そこで、今回はふるさと納税の返礼品の選択のコツについて、実体験をベースにご紹介したいと思います。

※当記事は2022年11月時点の情報で、制度改正などにより今後変更がある可能性もありますので、最新情報は各種ホームページをご確認ください。

目次
■ふるさと納税とは
■ふるさと納税の寄付方法
■選べる返礼品の種類
■返礼品の選び方 虎の巻
 ~その1~ 身の回りで不足している雑貨や日用品
 ~その2~ 各地の名産など、食べたい食材・食品
 ~その3~ 日常的に使用する消耗品
■まとめ

■ふるさと納税とは

今更ですが、ふるさと納税とはどういう制度なのか簡単に説明します。一言で言うと、どこかの自治体にお金を寄付すると、お礼としてその自治体から返礼品を受け取ることができ、更に税制的な優遇措置も得られるというものですね。

本来の「寄付」の意味合いをふまえると、自分が生まれ育った自治体や、運営が厳しい自治体などを支援する目的で寄付するのが筋だ、という考え方もあるかと思いますが、返礼品含めたふるさと納税の制度は国が定めたものですし、多くの人はその税制優遇措置を目当てにふるさと納税を活用しているでしょうから、ここではその前提で話を進めていきます。

受け取れる返礼品は、その自治体の名産品だったり、そこに本社を構える企業の商品だったりと実に様々です。また税制的な優遇措置とは、具体的には寄付金の内2,000円を超える金額について、所得税・住民税の税額控除を受けられるというものです。つまり、受け取った返礼品が2,000円以上の価値があるものであれば、普通にその品物を店で買うよりもお得になる、ということです。

幾つか注意事項があって、税額控除は寄付した翌年分の税金に対して適用されること(すぐにキャッシュバックされるわけではない)や、控除の上限額は自分の収入などに応じて決まるため、寄付は上限額を超えない範囲に留めておく必要があること、などです。他には、自分が住んでいる自治体に寄付しても返礼品は受け取れない、という決まりもあるようです。

参考: 住んでいる自治体に寄付してもよいか | FAQ | ふるさと納税サイト[ふるさとチョイス]

控除の上限額は非常に重要で、色々な返礼品が欲しくて寄付をし過ぎた結果、普通に買うより高くついてしまった・・・ということは避けたいところなので、昨年の収入などをベースに上限額のシミュレーションを行って、上手くコントロールすることが大事です。

また、確定申告で寄付を行ったことを申告しないと、肝心の税額控除を受けられないため、忘れずに申告する必要があります。最近は、条件を満たしていれば確定申告が不要になる「ワンストップ特例制度」や、確定申告に必要な寄付金受領証明書について紙ではなく電子データでの提出が可能になるなど、申告の手続きがしやすい仕組みが出来てきていますので、初めて試してみる人にとっても、敷居は低くなっているかと思います。その辺りは、ふるさと納税の仲介サイトで概要を確認されると良いでしょう。

初めてふるさと納税を行う方へ→ ふるさと納税とは?図解でわかるふるさと納税|ふるさとチョイス

■ふるさと納税の寄付方法

実際にふるさと納税を行うにあたって、直接自治体に対し寄付の手続きを行うという方法も当然ありますが、多くの人は自治体との手続きを仲介するサイトを利用されているのではないでしょうか。東京03がCMに出ている「さとふる」などが有名かと思いますが、僕は「ふるさとチョイス」を利用しています。各サイトを比較して決めたわけではないですが、取り扱っている返礼品の数が多かったり、控除上限額のシミュレーションなど基本的な機能は備わっているため、特に不自由は感じていないですね。

他には、JREもふるさと納税サイトを運営されていて、ここで寄付するとJRE POINTが貯まることが大きなメリットですが、その代わりに返礼品の掲載数がふるさとチョイスと比べるとかなり少ないんですよね・・・。このようにサイト毎の特色があるので、自分のニーズに合ったものを選ぶことをおススメします。

 ふるさとチョイス→ 【ふるさとチョイス】お礼の品掲載数No.1のふるさと納税サイト

 さとふる→ 【さとふる】ランキングとレビューで探せる利用率No.1ふるさと納税サイト

 JRE MALLふるさと納税→ JRE POINTが「貯まる」「使える」JRE MALLふるさと納税

■選べる返礼品の種類

さて、いよいよ返礼品の選択です。ふるさとチョイスで返礼品から寄付先を探そうとすると、カテゴリーとして以下の画面が表示されます。

返礼品カテゴリー
返礼品カテゴリー

ここで言いたいのは、とにかく選択肢が広い!ということです。例えば「肉」を選択すると、更に以下の詳細なカテゴリーが表示されます。選べる肉の種類も幅広いですし、各地の名産を返礼品として扱っている自治体が多いため、普通にお店で買うより豪華な感じがしますね。

肉カテゴリー
肉カテゴリー

他のカテゴリーも見てみると同様に、数千~数万件の返礼品の中から選択可能ですが、初めて見た人はこう思うかもしれません。「選択肢が多すぎて、どの返礼品にしたらよいのか分からない・・・。

■返礼品の選び方 虎の巻

そこで、あくまで僕の実体験がベースとなりますが、返礼品の選び方の虎の巻(!?)をご紹介したいと思います。

~返礼品の選び方 虎の巻~
~その1~ 身の回りで不足している雑貨や日用品
~その2~ 各地の名産など、食べたい食材・食品
~その3~ 日常的に使用する消耗品

~その1~ 身の回りで不足している雑貨や日用品

順番に解説していきます。まずその1ですが、返礼品の中には食器や電化製品など、日常生活で使用する雑貨・日用品も多く取り扱われています。さすがに電化製品は、返礼品の値段に応じて寄付金額が高く設定されているものが多いですし、好きなメーカーのものを買いたい!というこだわりもあると思いますが、食器類などたまたま身の回りで不足しているものがあれば、返礼品で賄えれば非常にお得です。

雑貨・日用品カテゴリー
雑貨・日用品カテゴリー

僕は昨年から生活スタイルが大きく変わった関係で、手持ちのスプーン・フォークに不足を感じたため、新潟県燕市のカトラリーセットを返礼品に選んだのですが、普通に良い品だったので重宝しています。燕市はモノづくりの町として、銀食器などの産業が盛んなことで有名ですが、返礼品にもそれらの製品が豊富に掲載されているので、見てるだけでも結構楽しいですよね。

燕市の返礼品(2022年11月時点ランキング)
燕市の返礼品(2022年11月時点ランキング)

ふるさと納税を始めるにあたって、まずはこの目線で気になる返礼品を探すのが良いですが、ただ消耗品ではないため何個も欲しいというものではないので、継続的に運用していく上ではこれだけだとすぐにネタが尽きてしまいますね。

~その2~ 各地の名産など、食べたい食材・食品

おそらく、多くの人はこの観点で返礼品を選んでいるのではないかと思います。僕の職場の同僚も「ふるさと納税の返礼品でシャインマスカットが届いた!」と夏頃に言っていました。高価な果物や肉などは寄付金額も相応になりますが、逆に言うと、返礼品を何度も選ばなくてもすぐ控除額の上限まで使い切ることができるので、好きな食べ物を素直に選ぶのが労力もかからなくて良いと思います。

果物カテゴリー
果物カテゴリー

ただし、注意事項があります。「返礼品が家に届く日(正しくは返礼品が発送される日)は基本的に指定できない」という点です。返礼品の説明で、申込期日(申込可能時期)や発送期日が記載されていますが、以下の「順次発送」などいつ届くのか分からないものが多いです。あくまで寄付に対する返礼品という扱いなので、そこまで求めるのは虫が良すぎですけどね。

発送期日(例)
発送期日(例)

そのため、返礼品が届く日に合わせて保管スペースを確保しておくことが難しいのです。特に要冷蔵・要冷凍の食品を頼む場合は、冷蔵庫に収納できるかを考慮しておくのが非常に大事です。

また、一人暮らしや共働きの方などは特に注意ですが、返礼品をすぐに受け取れないと消費期限が短い食品は致命的な問題になることがあるので、その点も注意が必要です。以前、秋田の名物きりたんぽセットを返礼品に選んだのですが、返礼品が届く日に外出中だったので、3日間ほど受け取るのが遅くなってしまったんですよね。3日後の夕方ごろにようやく受け取って中身を確認したところ、既に消費期限当日だったことが判明し、急遽その日の晩御飯できりたんぽを作ることになりました・・・。味は美味しかったのですが、急遽ごぼうのささがきなどの仕込みに追われ、非常に慌ただしかったのを覚えています。

かと言って長期保存が可能なものを選ぶと、なかなか手を付けなかったりするんですよね・・・。そのあたりすぐに意識的に消費できる人は良いのですが、僕はこの路線だけではなかなか上手く運用できませんでした。

~その3~ 日常的に使用する消耗品

その2で上手く自分にハマるものが見つかればいいのですが、そういうのが特に無い人は、日常の生活で購入する消耗品を選ぶのが良いです。例えば、お米とか調味料とかが手を付けやすいですかね。

僕の家は、お米はほとんど返礼品で賄っています。また、調味料は普通にスーパーなどで買おうとすると、つい安いものを手に取ってしまうのですが(笑)、返礼品で各地の名産のものを選べば、生活していく中で自然と消費できるし、食事も普段より美味しくなって一石二鳥かと思います。ただ、返礼品1回あたりの量が割と多めなので、そこは注意ですかね。

■まとめ

ここまで、ふるさと納税の返礼品を選択するコツをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。本当に多くの品が揃っているので、とっかかりが無いと選ぶのに苦労するかもしれませんが、是非参考にしていただけますと幸いです。

また、僕が実際に選んだ返礼品も、今後具体的に紹介していきたいと思います。それでは、控除額の上限を守って、ふるさと納税ライフをお楽しみください!

投稿者:

ヌマノ

広島生まれ、千葉育ち、神奈川在住を経て埼玉に移住した30代会社員。休日はゲームに勤しんだり、街を歩いたり、美味しい食事を求めたりする日々を過ごしています。

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