東野圭吾の「流星の絆」を読んでみた(ネタバレあり)
昨年の夏に育休が明けてからというもの、毎日夜泣きで子供に起こされて慢性的に寝不足が続いていましたが、1,2か月前からようやく寝れる日が増えてきて、だいぶ余裕が出てきました。
そうすると通勤中に読書をする気も湧いてきたので、何年も読まずに積まれていた東野圭吾の「流星の絆」にようやく手を付けまして、先日読了したため、感想を語ってみたいと思います。
ちょっと調べてみましたが、「流星の絆」の単行本が発売されたのは2008年らしいです。当時僕は学生で実家暮らしでしたが、ハードカバーの少しお高い本を買うのは躊躇われたため、地元の図書館で「流星の絆」を借りられないか確認しに行ったのです。すると驚いたことに、あまりにも人気なため9か月待ちになっていて、泣く泣く諦めたのをよく覚えています。今なら図書館に行かずに書店で買ってしまいますが、当時はろくにバイトもせず金欠だったので・・・。
そんな思い出があったからか、社会人になってから立ち寄った書店で文庫化された「流星の絆」を見つけ、つい買ってしまったのですが、本棚にずっと置かれたまま2026年を迎えてしまいました。いつ買ったのかが思い出せないけど、5年以上前なのは確か。意外に分厚いせいで、なかなか読み始める気が起きずに月日が経ってしまいました。
前置きはこれくらいにして、物語の中身の話に入っていきます。何となくあらすじは記憶にあって、「親を殺された三兄弟(兄・弟・妹)が親の仇を討とうと必死に生きているけど、妹が親の仇の息子を好きになっちゃった」ぐらいの記憶だったのですが、だいたい合っていました。
主人公たちの境遇から、同じ作者の「白夜行」に似た感じなのかなと思いながら途中まで読み進めていました。ただ、「白夜行」は子供時代に不遇な目に遭った男女2人の内面というか心理描写は描かれず、あくまで他の登場人物から見た姿として描かれていますが、「流星の絆」は主に三兄弟の視点から描かれているので、その点は大きく違いますね。
どうしても「白夜行」が脳裏によぎるので、最後とんでもないことになるんじゃないかとハラハラしていましたが、最後は別の意味で読者の予想を裏切る展開になり、すっきり読み終えることができました。綺麗にまとまっている、という表現がしっくりくる気がします。
一応ジャンルでいうとミステリに該当するんですかね。事件の真相に関するヒントは随所に散りばめられているのですが、終盤の重要な場面まで来ないと決定的な証拠が明らかにならないのと、中盤は三人の計画が上手くいくのかどうかに焦点が当たっているため、あまりジャンルとか気にせず楽しめる作品だと思います。
ちなみに、東野圭吾の作品は他にも幾つか読みましたが、一番好きなのはベタだけど「容疑者Xの献身」です。これも学生時代に友達からハードカバーで借りて読んだのですが、ラストが衝撃的で帰りの電車で1人興奮していました(笑)
あと映画も良かったですね。一言でまとめると、堤真一すげぇ!に尽きます。正直なところミスキャストでは・・・との予想を良い意味で裏切ってくれました。珍しく映画館に観に行ったんだよなぁ、懐かしい。
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